高齢者の単身世帯が増えていることで、様々な問題が起きています。
多くの世帯では、高齢者が単身で生活をするということを配慮した作りになっていないため、思わぬ怪我や事故が起こり、そのために命に関わることもあるようです。
このような高齢者の単身世帯などで活用できる介護ロボットが、今は注目を浴びています。
ベッドからトイレなどの移動ですが、高齢者になってくると起きてから身体を動かす、ということに危険が潜んでいることがあります。
身体がスムーズに動かなくなっているので、ちょっとしたことでベッドから転落するという事故は少なくありません。
電動の介助用ベッドでは、まず状態を起こし、足を軽く曲げた状態にしたりと、少しストレッチの要素を持たせているのも、身体が固くなりやすい高齢者の身体機能を考えての装備です。
更にセンサーがついているものでは、利用者がベッドから降りたら知らせるという機能があり、転落などの事故が起きたときに素早く対応できるようになっています。
落ちないように柵をつけたいところですが、四方を柵で囲むことは身体拘束に当たることがあり、場合によっては虐待ととられることもありますので、安易に考えることはできません。
また自分の意思がはっきりしている要介護者や高齢者の場合は、嫌がることもありますので、できるだけ本人に気づかないような見守りができるように配慮することが必要です。
気づかれないように見守ることは、自尊心を重視していると感じさせることができますので、利用する人にとってもメリットが大きいと思います。
介護ロボットには種類も、利用シーンも多いものがたくさんあります。介護保険の中で活用できるものもありますので、生活や状態に合ったものを選ぶことができます。