何事も新しいことを始めるときは慎重になります。
特に費用がかかることであれば、失敗は避けたいと考えるのではないでしょうか。
そして費用をかけているのであれば、それに見合うメリットを求めるのも当然ではないかと思います。
近年では介護ロボットを導入する介護施設も増えてきていますが、費用などが高額であるためにまだ思案している介護施設も多いと思います。
実際に導入をしている介護施設は、どのようなところにメリットを感じているのでしょうか。
まずは介護職員の負担の軽減です。
どのような仕事でも、仕事によって負担は生じますが介護職の場合は精神的な負担も、肉体的な負担も大きいと言われています。
それは対象者が介護が必要な弱者であることが、一番大きな理由かもしれません。
強者であれば、少々のことでは問題になりませんが、相手が弱者であれば少しのことが大きな問題になってしまいます。
高齢者の場合、ただ座っただけでも骨折に繋がるようなことも少なくありません。
椅子やベッドを利用していても、高齢者に限って、正座をしたがってしまい、座るときに足の指を骨折するという事故はよく耳にします。
自宅で介護をされているケースよりも事故は少ないのですが、どれほど注意をしていても全く事故を起こさないことは難しいものです。
そこで目が行き届かない時間や場所を、介護ロボットでフォローすると、介護職員の負担が軽減されるのではないでしょうか。
ベッドから介護者が離れたことを知らせるセンサーや、部屋から移動したことを知らせるセンサーだけでも、かなり便利ではないかと思います。
このセンサーなどでしたら導入しても費用は比較的少なく済みますが、介護者を抱えるような大掛かりな介護ロボットになると、費用は大きくなります。
またメンテナンスなども必要な場合がありますので、しっかり見積もりをして活用を考えると良いでしょう。